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和風パロ第四弾?
会話ばっかり


ミクとだれか。だれでしょう

**********




 ――お嬢ちゃんお嬢ちゃん、こんな時間に一人で、こんなところに如何したい?
 もう夜だよう、真っ暗だよう? 危ないよ?


「……今から帰る」








  HoMゑ








 ――ああ、お嬢ちゃんかむいさまのお家の子かい?
 お使いにいくって事は世話っ子かな? こんな子供に一人で出歩かせる何てかむいさまもあくどいねぇ


「……違う、わたしが、かってに」


 ――勝手に? 勝手に出てきたのかい?
 そりゃあいけねぇなぁ、お嬢ちゃん
 最近はエラい物騒だって噂じゃないのさ。お嬢ちゃんみたいに可愛い子は人攫いにかっさらわれちゃうよう?


「ひとさらい?」


 ――あらさ箱入り娘だねぇ、聞いてないのかい?
 どうやら育ちも良いようだし、こんな世話っこどこから仕入れたんだか


「あなた、ひとさらい?」


 ――えっ、やだな、違うよう。
 さすがにそこまでおまんまに困っては居ないよう


「でも、町ではあなた、見ない」


 ――あんまり昼間は出歩かないからねぇ
 夜型なのさ。猫みたいなもんさね

 ――しかし、お嬢ちゃん、よくよく町に出るのかい?
 それじゃあいっそう困り物だねぇ。かむいさまのとこの子なんて浚いがいのある獲物がぁふらふらしてちゃいけないよ
 ほら、お屋敷まで連れてってやるから、一緒にいこうよう


「……」


 ――なんだい? 怪しくてならないって?
 安心してよう、こう見えてかむいさまのとことはちょっとした知り合いでね
 あそこに勤めてるリンってのは一等のともだちだし、レンなんてのは弟分みたいなもんだよ


「……」


 ――ん? 安心してくれたかい?
 そいじゃあね、お手てつないでからからいこうか
 お嬢ちゃん、かむいさまのとこの若はどうだい? お台所様とはなかよくしてるかい?
 泣かせてなんて居ないだろうね?


「あねさま、知ってるの?」


 ――やぁ、お嬢ちゃんお台所様の世話っこかい
 それじゃあ育ちが良いのもうなづけらぁね。お台所様のしつけは厳しそぉだ
 そうそう、知ってるよう。おきれいなかただからねぇ、一度見たらわすれないねぇ


「あねさまは、おきれい」


 ――そうさねぇ、まるで人ではないようだものねぇ


「……あいつも、おきれい」


 ――あいつ? あいつってぇと、流れからしてかむいさまの若のことかい?


「そう」


 ――……そうだねぇ、あの方も確かにおきれいだねぇ
 あそこんとこはきれいどころの寄せ集めみたいなもんだからねえ


「おふたりとも、とても仲が宜しいから、いっしょにいると、すごくおきれいで」


 ――うんうん
 おきれいだねぇ。まるで絵画のようだねぇ


「それから、おふたりとも、すごく優しくて
 あねさまはおこると恐いけど、いつもすごく優しくて、おぐしを結って下さる
 あいつはすごく腹立たしいけど、ほんとはすごく優しくて、あたまをなでてくださる」


 ――うん、うん


「それから、おふたりとも、笑って下さる
 おふたりが笑ってるところを見るのが、わたしは一等しあわせ」


 ――そうだねぇ、ウチもあのお二人を見てるのはしあわせだよ
 おきれいだものねぇ、お強いものねぇ


「わたしはそれをずっとみれるなら、しんだっていい」


 ――……そりゃあ、まぁ、ずいぶんと
 こりゃあしつけって訳じゃあなさそうだねぇ。あな、すえおとろしぃねぇ


「? なに?」


 ――お嬢ちゃん、ウチ来るかい?
 お嬢ちゃんのその忠誠心なら立派な裏犬に……







『あ、ミク! どこ行ってたのよ、この子は!』








 ――っと、お嬢ちゃんお迎えだよ
 メイコの姉さん、相変わらず元気そうで何よりだねぇ。カイトの兄さんと仲良くして欲しいねぇ
 ほらお嬢ちゃん、おいき


「……おねえさんは、いかないの?」


 ――こっちはあんまり昼間に顔を出さないことにしてるからねぇ
 まぁ、また気が向いたら遊びに来るよう。若様とルカさまに、宜しくなさってね




『ミク? あ、ちょっとそっちの、』




 ――さてと、そんじゃ、メイコの姉さんが来る前に退散いたしやしょうか
 お嬢ちゃん、またね



 ――"自分がしんでも"じゃなくて、"ひとを殺してでも"大事なお二人を護りたいと思うようになったらね、こちらへおいで


「……うん。送ってくれてありがとう」


 ――いいよういいよう、こんぐらいしかしてやれなくて申し訳ないくらいだよう
 今度は一緒にお歌でも歌おうねぇ




 にっと暗がりへとけ込むように彼女は笑って、きびすを返して行ってしまった。
 かけ寄ってきたメイコの姉さんをよそにそのうしろ姿に目をこらす。
 ゆれないくらい短い髪に裾のまくり上げた浪人みたいな格好は、みょうに颯爽としていた。




『あっ、こら、待ちなさい! ちょっと!』




 見失ってしまったのか、眉根を寄せて暗いろじから目を離し、わたしのほうへと視線をおろした。


「メイコの姉さん」


『ミク、さっきの、知ってる人だった?』


「……知らないひと」






 おそらく、わたしはまだ知らなくていいひと、だった。











**********


グミでした
グミ、グミって分かるのか? これ……


和風パロのグミたん
おっさん臭いしゃべり方をする粋なおねーちゃんみたいなイメージで

こういう話には絶対不可欠だよね暗殺者キャラ
このグミとがくぽとカイトあたりのシリアスな絡みも書きたいし、ルカとリンとも絡ませてきゃいきゃい女の子もさせたい。妄想広がる!


あとがくぽとルカの出会い編も書きたいんだよなぁ
ルカが薔薇植えてる理由とか

ただ書くとなるとなぁ、ひどいオリジナルキャラの跋扈がなぁ
あ、いまさらか……



どんどん設定が深くなっていく和風パロですが、別に長編化とかする気は一切起こらない不思議
設定考えるの楽しいです^q^

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