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ぼーかろいどのSSとかを書いてたりするよ
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UTAU注意
ツンデレテトと喋れないルコの話
設定とかなにそれおいしいの



**********



「君は実にバカだなぁ!」

「……」




  耳も口もあるロボットの唄




 テトは酷い呆れ顔で、ぼくの隣にふんぞり返った。雨が屋根に打ち当たる音がしている。
 公園の片隅に建てられた屋根付きのベンチが大概のぼくらの待ち合わせ場所だった。



「こんなに寒いのに、一時間もボクを待つなんて!」



 ぷんぷんとテトは今にも煙を吐き出しそうだ。その様子がおかしくて、ぼくは何だか笑ってしまう。
 そうして笑うぼくを見て、テトはますます不機嫌な様子になる。



「なにを笑っている! 君の事だぞ、風邪でも引いたらどうするんだ!」



 テトはそういってぼくに指を突きつけた。
 小柄なテトから突きつけられる指は丁度銃口のようで、ぼくは降参のポーズを取る。
 一体ぼくらは風邪を引くんだろうかと不思議に思ったが、ぼくの倍も生きているようなテトが言うのだからほんとうに違いない。気をつけなくては、と口の端をあげる。


 ぼくがテトを待って雨の中、一時間ほど此処で待ちぼうけしていたのが気に入らないらしい。ぼくが傘を持っておらず、濡れて此処まで向かったのがいけなかったようだ。ぼくらの体は防水加工が施されているから、平気だと思ったのだけれど。
 まるで小学生のような黄色い傘を伴って現れたテトは、髪を濡らしたぼくを見てきゅっと目をつり上げたのだ。

 待ち合わせ場所と言っても、ぼくもテトも時間も日付も指定していないのだから、こうなるのはぼくもほとほと承知していたのになぁ、とぼくを怒鳴りつけるテトを見ながら思う。
 初めてあった時は、こんなに怒りっぽいとは思わなかった。もう少し無感情で、機械的だと印象をうけていた。
 そうテトに伝えると「UTAU AIは経験によって成長するんだ」と言われた。すると、起動されて間もないぼくは、テトよりもはるかに無感情で機械的なんだろう。そう思うと恐ろしくなって、ぼくは目を細める。


 ぼくらが出会ったのは、去年の春のことだ。
 マスターに自由時間を言い渡され、されども家でぼうとしている訳にもいかず、仕方なくこの公園のこの場所で時間をつぶしていたぼくに、これまた時間を持て余していたらしいテトが話しかけたのがきっかけだった。
 テトは持っていたフランスパンをぼくに千切って渡し、ごくふつうの友人に対するように隣に腰掛けながら、調子はどうだと問いかけてきた。

 ぼくらUTAUの外部端末はあまり世に普及していない。
 だからその時ぼくは酷く珍しく思い、テトをまじまじと見てしまった。

 その頃は酷く機械的にみられたその横顔も、今となっては僅か以上に様々な表情が見えた。
 ひとでいう、「ココロをひらいた」という奴なのかもしれない。ぼくが、なのかテトが、なのかは、分からないけれど。



「冷えるな、何処か店に入ろうか」



 ぼくをベンチに座らせ、小さなハンドタオルでぼくの髪を拭いていたテトが、不意にそう呟いた。その顔を見上げると、ぴしゃりと濡れたハンドタオルで目元を拭われる。
 ぼくらの皮膚は外温センサーと互換していないはずだけど、そう言うテトの顔は少しだけ青ざめていたので、本当なんだと思う。





**********

なにが言いたいのかなんて自分でも分かりません
とりあえずVIPPEROIDたちは個人的に思い入れが強くて好きです
ルコは特に、現行スレにも立ち会ったしなぁ……

畜生、あのとき安価がとれてたら!



テトとテッドはルコに、ルコはリッちゃんにそれぞれ庇護欲みたいなものを感じてたらいい

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