忍者ブログ
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新CM
[09/25 NONAME]
[08/22 isto]
[08/03 AI]
[07/17 大木]
[07/17 AI]
最新TB
プロフィール
HN:
大木 梯子
性別:
非公開
自己紹介:
もろもろ字を書いていたり




カウンター




バーコード
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]
http://dawn.zoku-sei.com/
ぼーかろいどのSSとかを書いてたりするよ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

みくさんとアカイトさん
我が家設定にもほどがあるので、注意注意注意

かつ小話 短いです


**********





 ばきり、とかったるい音がした。




   痛みの免罪符




「(ああ、ああ)」


 手の中に残った妙な感触にみくは打ち震える。
 奇妙な喪失感と罪悪感と、それから快楽がAIに迸った。

 みくの手のひらにはぽたんと黒い外耳パーツがある。
 そしてその外耳パーツの持ち主だった赤い髪のVOCALOIDは、みくの手の中と自分の手とを見比べてぽかんと口を開いていた。背の高い彼はぺたりと床に座り込んでいて、だから立っているみくを自然と見上げる体勢になる。
 その様子が酷くみくの嗜虐心を駆り立てた。


「……あ」


 ざり、とどこかノイズの混じった音声。
 丸く見開かれた、ウサギのような真っ赤な瞳には、愉悦に顔を歪ませたみくがいる。


「み、く? それ……」

「お兄ちゃん、これちょうだい」


 愛しい兄の耳は、みくの手のひらで徐々に光を失う。
 垂れ下がったコードから、ぽたりと液体が漏れた。


「だっ、駄目に決まって、」

「お兄ちゃん」


 その液体を細い指で受け止めて、舐める。
 警告を含むダイアログが擬似的な味覚を刺激した。


「大好きだから」








  (だから、いいでしょ?)




**********

ヤンデレって定期的に書きたくなるよ ね

拍手[0回]

PR
COMMENTS
お名前
URL
メールアドレス
パスワード
タイトル
コメント
TRACKBACK
TRACKBACK URL : 
"大木 梯子" WROTE ALL ARTICLES.
PRODUCED BY SHINOBI.JP @ SAMURAI FACTORY INC.